コラム
[コラム]山口周南レディースカップ最終日!下川めぐみが盤石のゴルフで完全V
2025ステップ・アップ・ツアー第21戦『山口周南レディースカップ』の大会最終日が、山口県の周南カントリー倶楽部(6,543Yards Par72)を舞台に行われた。
秋晴れの快晴の中、単独首位でスタートした下川めぐみが2バーディ、1ボギーの1アンダー71でラウンド。3日間通算9アンダーで、2位以下に2ストローク差をつけて、2023年のあおもりレディスオープン以来となるツアー2勝目を手にした。
なお、2打差の2位には通算7アンダーで黄アルム。さらに1打差の3位には皆吉愛寿香が入っている。
今週の大会終了時点で明治安田ステップ・ランキングは今週欠場の大久保柚季のトップは変わらずで、かつ大久保の2位以内が確定。来週の最終戦は残る1枠に誰が入るかに注目が集まることになった。
新しい自分のスタートに!下川めぐみが感極まる2年ぶりの優勝
18番ホールのウィニングパットを沈めた瞬間、ずっとラウンドを見守っていた旦那様と抱き合い涙した下川めぐみ。今シーズンの苦しかった思いがフラッシュバックした瞬間だった。
この日の下川は2バーディ、1ボギーの1アンダー71という内容。初日からトップを守る完全優勝を果たしたわけだが、初日からクラブハウスに飾ってある優勝カップを自分が掲げている姿を思い描き続けてプレーしていた。
「最終日は本当に苦しかったです。自分が優勝するんだと思って挑んだ18ホールでした。最終ホールは緊張しすぎて、どうやってアプローチしたのか、どうやって最後のパットを入れたのか、正直覚えていないんです」。
42歳の下川。ベテランと呼ばれる年齢だが、自身の性格的にも遠慮してしまう部分があり、そこを克服するために、昨年末から新しいメンタルトレーナーに師事した。
「どんどん若手が出てくる中で、どこか遠慮していたというか、何かそういう雰囲気ってあるじゃないですか。若手が活躍した方がいい、みたいな。でもメンタルトレーナーさんから40代、50代の星になってと言われ続けて、そのほかにもいろんなことに取り組んできた結果が、こうやって出せて本当に嬉しいです」。
シーズン途中にゴルフをするのが怖くなった時期もあると下川。それでもやり続けられたのは、純粋にゴルフが上手くなりたいという気持ちがあったからだ。
最終日の18ホールはとにかく自分が勝つことをイメージしてプレーし続けた。苦しい場面でも逃げずに対処できたのは、技術的な部分の成長はもちろんあるものの、メンタルトレーニングの効果であることは間違いない。
ベテランと呼ばれる年齢かもしれないが、下川にしてみればここからが新しいスタート。まだまだ進化の途中の下川の今後から目が離せない。
無欲の黄アルムが流石の2位フィニッシュ。六車日那乃は最終戦にのぞみ
当初は欠場予定だった黄アルム。ウェイティングからの出場を果たして堂々の2位フィニッシュ。流石は実力者と言わんばかりのゴルフを展開した。
「今シーズンはずっとゴルフの調子は悪くないのに結果がついてこなくて。こんな感じは今までになかったんです。それで今週はもともと欠場するつもりだったということもあって、あまり欲を出さずにプレーしたら良い結果になって少し驚きです」。
調子がいいだけに、結果を求めすぎて空回りすることはよくある。それが今シーズンの黄の状態だったのかもしれない。来週はステップ・アップ・ツアーの最終戦に出場予定。「今週のようなテンションでいけば、いい結果が出てくれるかも」と、いい意味で開き直った黄が今週に引き続き優勝争いに加わる可能性は大いにある。
また、通算4アンダーの6位タイで3日間のプレーを終えた六車日那乃は明治安田ステップ・ランキングで3位に浮上。今週3位フィニッシュで明治安田ステップ・ランキングで2位につける皆吉愛寿香とは260万円の差があるが、年間ランキングで2位以内に入る可能性は残された。
「来週は緊張もすると思いますが、今日もこの位置で最後まで戦えたことを嬉しく思っていますし、来週もこの緊張感の中でプレーすることで得られるものがたくさんあると思うので精一杯やりたいと思います」。
2位以内に入れる可能性として最も高いのは優勝すること。未だ優勝が無い六車にとっては勝つことだけを考える最終戦になる。自分の力を目一杯出し切るしかない。そういう意味では、変なプレッシャーがかからずにプレーに集中することができるはず。来週はランキング争いから目が離せなくなりそうだ。