コラム
[コラム]山口周南レディースカップ2日目。下川めぐみが強気に変身!単独首位に抜け出す
2025ステップ・アップ・ツアー第21戦『山口周南レディースカップ』の大会2日目。気持ちのいい秋空が広がる中、山口県の周南カントリー倶楽部(6,543Yards Par72)を舞台にセカンドラウンドが行われた。
4アンダーの首位タイからスタートした下川めぐみが6バーディ、2ボギーの4アンダー68でラウンド。4アンダーはこの日のベストスコアタイ。2位以下に2打差をつけて単独首位に立った。
下川と2ストローク差の2位タイには、下川と同じく4アンダー68をマークした水木春花と清本美波の2人。さらに1打差の5アンダーの4位には六車日那乃。さらに1打差の4アンダーの5位タイには西澤歩未と加藤麗奈、黄アルムの3人がつけている。
果たして明日の最終日、4代目女王に輝くのは誰なのか、注目したい。
バーディ獲ったらご褒美!単独首位下川めぐみのメンタルコントロール術
「新しいメンタルトレーナーについてから約1年が経とうとしています。少しずつやっていることに結果がついてきたのかなと」。
そう話すのはこの日のベストスコアタイとなる4アンダー68をマークして単独首位に立った下川めぐみだ。
この日はスタートホールの1番パー4でいきなりボギーを叩いてしまう。しかもグリーン手前からのアプローチをかなりショートしてからの2パットボギー。
「危うくダブルボギーになりそうなボギーで、こんな消極的じゃダメだと。攻めようと気持ちを切り替えてやりました。昨日もやっていたんですが1日5個以上のバーディを獲ることを目標にシフトチェンジしたら、このスコアになりました」。
1日5個以上のバーディを獲ることができたら自分へのご褒美に某有名コーヒーチェーン店でドリンクとフードと決めていた。目先の明確な目標設定が功を奏したわけだが、これも下川が取り組んでいるメンタルトレーニングの一貫だ。
下川はいいゴルフをしていても突然消極的になってしまう傾向があり、そこを克服することは課題の一つだった。メンタルトレーニング自体は長年取り組んできたとのことだが、昨年のこの時期から新しいトレーナーに指導を受けて、今シーズンは新しい試みに挑みながらのプレーを続けてきた。
球筋やスイングの形ではなく、目に見えない部分の変化を求めるメンタルトレーニングだけに、結果を出すには相当の根気が必要になる。実際、結果が全く出ずにやっていることの意味を見失いそうになったこともあったと下川。それでも自分を信じて、やっていることを信じてやり続けてきた結果が、この日のスコアに繋がったと言っていいだろう。
明日の最終日はもちろん優勝を狙う。ただ、それ以上に来年への課題を収穫するつもりでやりたいと下川。ある意味で無欲で挑める強みは勝つための大きなアドバンテージになりそうだ。
9位からの大逆転へ望み!水木春花が会心のラウンドで2位タイ浮上
現時点で明治安田ステップ・ランキングが9位の水木春花。今週の優勝は条件になるものの、残り2戦でランキングトップの可能性はまだ残されている。
今シーズンは春先のフンドーキンレディースで優勝を飾ったものの、特に終盤戦に入ってからは予選落ちが目立つ状態になっていた。
「12番から14番まで厳しいアプローチが残ったんですけど、その難しいアプローチも気楽にパーパットが打てる距離まで寄せることができました。この何週間はゴルフが悪かったんですが、しっかり考えると、ショットよりもショートゲームでスコアを落としているなと気付いて。そこを自信を持って打てるように練習してきたのが今日のゴルフに繋がったのかなと思います」。
アプローチが寄らなければパッティングにプレッシャーがかかる。さらに逆算するとアプローチが寄らなければ、ショットにもプレッシャーがかかってしまうのは当然だ。ただ、言い換えればショートゲームに自信を持つことができれば、ショットのプレッシャーは緩和され、好影響を及ぼすことが期待できる。そこに着手して残り2戦に挑んでいる。
明治安田ステップ・ランキングで2位以内に入ることができればクオリファイングトーナメントに行く必要がなくなり、来季に向けた準備にいち早く取り組むことができる。
2打差を追いかける明日の最終日、ショートゲームの自信を武器に攻めのゴルフを展開したいところだ。
まだまだチャンスあり!六車日那乃が初Vを逆転で狙う
前週の明治安田レディスオープンで2位。今シーズンのベストフィニッシュで今週の試合に入ってきた六車日那乃が、良い流れのままに優勝圏内で最終日を迎える。
この日の六車は5バーディ、2ボギーの3アンダー69という内容。最終ホールは自身が話すように少し弱気になってしまいボギーとしてしまったが、明日も勝つためにはその辺りが鍵を握りそうだ。
「今シーズンはやるべきことはできていると思います。ショットの状態も上手くコントロールできていると思いますが、今日の最後のボギーのような部分がもう少し足らないところなのかなと感じています」。
今シーズンはステップ・アップ・ツアーではトップ10フィニッシュが6回、パーセーブ率とリカバリー率で1位など申し分ない数字を残している。文字通り、残すは優勝の2文字だけ。さらに明治安田ステップ・ランキングでも2位以内に入る可能性は十分残されている。
勝つために必要なことは六車自身がすでにわかっているはず。明日は3打差を追いかけて悲願の優勝を目指す。